睡眠不足を解消できる運動

睡眠不足の解消に水泳を取り入れるメリット6選

睡眠不足に水泳がおすすめの理由

日本人の標準的な睡眠時間は6~8時間といわれていますが、症状の有無にかかわらず、5人に1人が睡眠で悩んでいるといわれています。

そんな睡眠の悩みですが、「自律神経のバランスの乱れ」によることが多いといわれていることはご存知かもしれません。

夜に早く寝て朝すっきり起きることで、自律神経のバランスが保たれますが、「やりたいこと」「やらなければいけないこと」がたくさんあるでしょうし、なかなかそのようにリズムの整った生活をおくることは難しいですよね。

通常は、夕方から夜にかけて、自律神経のバランスが交感神経(覚醒)メインから副交感神経(休息)メインに徐々に切り替わっていきます。

しかし、自律神経のバランスが乱れてしまっていますので、

  • 夜になってもなかなか交感神経が静まらず、身体が休息モードにならない
  • 朝になってもいつまでも交感神経が活動せず、身体が覚醒モードにならない

というふうに、「なかなか眠れず、なかなか起きられない」という状態になってしまいます。

そうすると、生活リズムが崩れる→自律神経のバランスが乱れる→生活リズムが乱れる→・・・
という負のスパイラルに陥ってしまうのです。

その結果が、「5人に1人は睡眠に悩んでいる」ということなのでしょうね。

さて、軽い運動は自律神経のバランスを整えて睡眠不足を解消することが知られています。
一口に「軽い運動」といってもいろいろありますが、その中でも、水泳がおすすめです。

睡眠不足の解消に水泳をおすすめするメリットが6つもあります!
メリットについて以下にご説明します。

メリット1 :水圧の負荷と浮力 で無理なく運動ができる

プールの中に入るだけで、動かなくても全身に水圧がかかります(これを「静水圧」といいます)。
水深50 cmでは地上の気圧より5%、水深1 mでは10%の負荷が増します。

つまり、水の中にいるだけで、静水圧が全身の筋肉に負荷をかけ続けますので、軽い運動をおこなっている状態になるのです。

また、水の中では浮力が身体にはたらきます。
身体の重さが10分の1くらいになりますので、足腰などの関節にかかる負荷はとても小さいです。

水泳では静水圧と浮力のサポートによって、
「ちょっとした睡眠不足の人」から、
「ほとんど眠れていないためにジョギングなどの運動がつらいという人」まで、
多くのひとが無理なく運動することができるのです。

メリット2:心肺機能があがる

運動不足が続くと、心肺機能がさがって疲れやすくなってしまいます。
体力的に充実しない日々が続くと精神的なストレスにつながり、眠くても眠れないという状態になりかねません。

軽い運動が睡眠をサポートすることは知っていても、心肺機能が低下していると、軽い運動ですらつらいものです。

しかし水泳では、静水圧が全身に負荷をかけ続けますので、水の中を歩くようなごくごく軽いものでも心肺機能をあげる効果があります。

心肺機能が少しでもあがれば日々の体力に余裕がうまれますので、穏やかに睡眠をとる余裕ができるかもしれません。

メリット3:有酸素運動

ゆっくり泳ぐ水泳は有酸素運動で、自律神経のバランスを整えてくれます

「疲れさせてぐっすり寝よう!」とはりきって激しく泳いでしまうと、無酸素運動になり交感神経が過剰に刺激されてしまいますので、疲れていても寝られず本末転倒ですよ。

疲れて寝るのではなく、
「おだやかな有酸素運動で自律神経のバランスを整えてすやすや眠る」
ということを目標に、ゆっくり泳ぐことに気をつけましょうね。

メリット4:肩甲骨をしっかりと使える

たとえばデスクワークの場合、慢性的に悪い姿勢をとってしまいがちです。
悪い姿勢をキープすると、肩甲骨周辺にあつまるたくさんの筋肉が硬直してしまい、首回りの血行が悪くなってしまいます。

首回りの血流が悪くなると、頭痛などの体調不良から不眠を引き起こします。

水泳では肩甲骨周辺の筋肉をしっかり動かしますので、血流を改善し、おだやかな睡眠をサポートしますよ。

メリット5:姿勢の改善

メリット4でも説明しましたが、悪い姿勢が習慣となってしまうと筋肉が硬直してしまいます。
そしてそれは、肩甲骨に限らず、全身にいえるものです。

首回りであれば頭痛が、腰回りであれば腰痛が・・・。
そんな状態では安らかな睡眠には程遠いです。

水泳は全身のバランスが必要ですので、悪い姿勢が習慣化している場合は水中で姿勢をキープできないかもしれませんよ。

しかし、軽い水泳を続けていけば、バランスがとれるようになるものです。
その頃には、いつの間にか姿勢も改善され、不眠も改善されていることでしょう。

さて、まったくの余談ですが、女優の吉永小百合さんの姿勢は惚れ惚れするものですが、水泳が日課だそうで・・・。

メリット6:ストレスの解消になる

この現代社会ですので、大なり小なり精神的なストレスがあるかと思います。
「しかたないよねー」と流してしまいがちですが、ストレスは睡眠の質を下げてしまいます。

「水泳がストレスの解消になる」というのはなんとなくイメージができると思いますが、実は、軽い水泳がストレスの緩和につながるという臨床試験の結果がいくつも報告されていることはご存知でしょうか?

イメージだけでなく、水泳がストレスの解消に役立つということが科学的に検証されているのです。

水泳をする際の注意点

6つのメリットをあげてみました。
よいことずくめの水泳ですが、注意点をあげてみますね。

揃えるものが多い

まず、誰でもどこでもできるスポーツではないところが弱点です。
ジョギングなどと違い、水着など、必要なものをそろえないといけないですね。

そもそも、この記事を読んで「よし、水泳をやってぐっすり寝よう!」と思っていただけていたらとても嬉しいですが、近所にプールはありますか・・・?

塩素での肌荒れ

プールは塩素消毒のおかげで常に衛生的ですが、肌にも少なからずダメージがあります。
敏感肌ではプールに入った後にかさつき・かゆみを感じることもあるかもしれません。

プールに入ったあとは通常のシャワーをしっかり浴びてプールの水をしっかり流し、全身を簡単に保湿したいところですね。
顔や首は皮膚が薄くてダメージが大きいですので、体よりもしっかり保湿するほうがよいかもしれませんよ。

まとめ

水泳は、

6つのメリット
  • 水圧の負荷と浮力 で無理なく運動ができる
  • 心肺機能があがる
  • 有酸素運動
  • 肩甲骨をしっかりと使える
  • 姿勢の改善
  • ストレスの解消になる

という6つのメリットで睡眠不足の解消をサポートします!

ちなみに、循環器の疾患・感染症・骨折後のリハビリなど、特殊な事情がある場合は、まずは病院で指示をあおいでみましょう。

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