睡眠不足の症状

軽度?重症?睡眠不足の症状あなたはいくつあてはまる?

睡眠不足の症状

日本人の標準的な睡眠時間は6~8時間といわれていますので、毎日の1/4~1/3は睡眠にあてられていることになります。
それだけの時間をあてるほど、睡眠は人間の体にとって重要なものなのです。

その睡眠を十分にとらないと、さまざまな変化が体に起きることを避けられません。
疲労や肌荒れのようなものから、心疾患や精神疾患のような重篤なものまでリスクを上昇させてしまうのです。

以下に、睡眠不足の時に体にあらわれる症状をあげてみます。
あてはまる項目が多ければ多いほど、睡眠不足のあなたへのSOSかもしれませんよ。

身体がだるくなる

睡眠とは、「non-REM(ノンレム)睡眠」と「REM(レム)睡眠」を約1時間半の感覚で繰り返します。
日中で蓄積した疲労の回復は、non-REM睡眠のうち、深い睡眠の部分で活発におこなわれます。

しかし、十分な睡眠をとれないと身体の回復がおこなわれません。
そのため、次の日の昼間も身体のだるさがなかなか取れなくなるのです。

普段から足がつりやすくなる

睡眠時間が不足すると、身体が十分に回復しなくなりますが、それは筋肉も例外ではありません。
疲労に回復が追い付かなくなった筋肉は固くこわばってしまいます。

正常な足の筋肉は、活動することで足の血液とリンパ液を循環させていますが、睡眠不足で柔軟性を失った足の筋肉はそのパワーを失ってしまいます。

そのため、足の筋肉に老廃物がたまり、普段から足をつりやすくなってしまうのです。

階段の上り下りだけでも息切れする

上で説明しましたように、睡眠不足では身体の疲労を全く回復できていません。
そのため、階段の上り下りのようなほんの少しの運動でも息切れをしてしまいます。

寝てるときのいびきが大きくなる

睡眠時に身体を十分に回復させるためには、たくさんの酸素が必要となります。
酸素をたくさん取り込むために、正常時よりもたくさん呼吸が生じます。
すると、普段はいびきが問題にならないような人でも、いびきが大きくなってしまうことがあります。

頭痛が頻繁にでる

自律神経は、

  • 昼間に活発になる交感神経
  • 夜間に活発になる副交感試験

の2種類の神経で構成されています。

それぞれの神経がバランスを取りあい、身体の機能が正常に保たれているのです。

しかし、睡眠不足により自律神経が乱れますので、たとえば、自律神経によってコントロールされている脳血管の拡張と収縮のバランスが崩れます。
そうすると、過度に収縮した脳血管が拡張することで頭痛が起きます。

立ち上がる際にめまいがする

座っているところから立ち上がると、頭の血流量が低下しそうになりますが、正常であれば自律神経のはたらきにより血流量がキープされます。

しかしながら、睡眠不足では自律神経のはたらきが正常ではなくなってしまいますので、頭の血流量をキープすることが難しくなってしまうのです。

睡眠不足の状態では、立ち上がった際に頭の血流量の減少を防ぐことができず、めまいが起きやすくなっています。

目の下にクマができる

睡眠不足により自律神経のバランスが乱れると、頭だけでなく全身の血管の機能が乱れて血流が悪くなります。
目の下は毛細血管が多く、また皮膚が非常に薄いことから、血流が悪くなることの影響が外見にあらわれやすいです。
つまり、目の下にクマができてしまうのです。

足や顔のむくみがでる

全身の老廃物をはこぶリンパ管には、血管のように筋肉がありません。
睡眠中は体を横たえていますので、リンパ管の中を流れるリンパ液がスムーズに全身をめぐります。

しかしながら、睡眠時間が短いと、リンパ液がスムーズに全身をめぐることができません。
足や顔など、末端の部分に老廃物がたまりやすい環境をつくってしまうのです。

それによって、足や顔にむくみができやすくなります。

生活習慣の乱れから身体が太る

食欲に対して、

  • 食欲を高めるグレリン
  • 食欲を抑えるレプチン

という2つのホルモンがはたらいていることが近年報告されました。

それらのホルモンについて、睡眠時間が長い人よりも短い人で血中レプチン濃度が低いことが報告されています。
つまり、睡眠不足の状態は食べすぎにつながるのです。

また、単純に、夜に起きているとおなかがすいて食べ過ぎてしまうということもありますよね。

それらの複合的な理由によって、睡眠不足は身体が太ることにつながる可能性があります。

肌荒れが改善されない

女性ホルモンの1つであるエストロゲン(※少ないですが男性でも分泌されます)は、肌の保湿や弾力の増強に必要なヒアルロン酸やコラーゲンの産生を増加させるといわれています。

しかしながら、睡眠不足になるとエストロゲンの分泌が低下することが知られています。

エストロゲンの分泌が低下するとヒアルロン酸やコラーゲンが減少しますので、普段のスキンケアにもかかわらずなかなか肌荒れが改善されてなくなってしまうのです。

髪が細くなり薄毛になる

肌のメンテナンスだけでなく、髪の毛の成長にもエストロゲンが必要です。
睡眠不足ではエストロゲンの分泌が低下してしまいますので、髪の毛の成長が抑えられてしまい、薄毛の原因の1つとなります。

生理不順になる

エストロゲンだけでなく、プロゲステロンなどの女性ホルモンが一定の周期で増減することで、月経は規則正しく生じることが知られています。

睡眠不足の時には生理不順になることを経験的に知っているかたは多いかもしれません。
エストロゲンやプロゲステロンなどが不定期な増減をし、バランスが崩れてしまっているのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

睡眠不足では、

  • 身体が疲労回復できないことによる症状
  • 自律神経のバランスが乱れることによる症状
  • 老廃物が蓄積することによる症状
  • 食生活が乱れることによる症状
  • ホルモンバランスが崩れることによる症状

など、さまざまな症状があらわれます。

上にあげたような症状でお困りの場合は、睡眠不足に対する身体からのSOSかもしれません。
睡眠時間と睡眠の質を見直してみることもよいのではないでしょうか。