睡眠不足の症状

早く治したい!寝不足・睡眠不足からの頭痛や吐き気を解消する方法

寝不足・睡眠不足で頭痛が起こる原因

日本人の標準的な睡眠時間は、6~8時間といわれています。
20~40代の場合は6.5~7時間が標準的といわれていますが、その年代では「やりたいこと」「やらなければいけないこと」が多く、夜に早く寝て睡眠時間を十分に確保することが難しいかたが多いのではないでしょうか。

睡眠不足で迎えた次の日は頭が痛い・・・という経験はありますか?
感覚として、睡眠不足と頭痛に関連があることはなんとなくご存知でしょうが、睡眠不足は以下のような流れで頭痛を引き起こします。

  1. 睡眠不足により自律神経のバランスが乱れる
  2. 脳血管の拡張と収縮のバランスが乱れる
  3. 過度に収縮した脳血管が拡張して頭痛が起きる

また、頭痛は以下の3つのタイプに分類されます。

・片頭痛→ 睡眠不足やストレスによって誘発される
・緊張型頭痛→ ストレスによって誘発される
・群発型頭痛→ アルコールによって誘発される

つまり、睡眠不足によって誘発される頭痛のうち、主なものは「片頭痛」ということになるのです。

睡眠不足の頭痛で起こるその他の症状

片頭痛は日本人の8.4%に生じることが報告されています。
とくに若い女性で多く、20代から40代の女性での有病率は18%程度です。

片側にズキズキする痛みがあることが多いですが、頭痛以外の症状も強いことから、片頭痛に悩む患者さんは多いといわれています。

吐き気がする

吐き気は片頭痛の特徴的な症状です。

脳血管の拡張と収縮のバランスが崩れることで、血流量の異常が生じます。
脳の下のほうにある「延髄」という部分にある「嘔吐中枢」という部分が血流量の異常をキャッチして、吐き気が起きるのです。
ひどい場合は、吐いてしまうこともあります。

また、片頭痛の発作中は光や音に対して過敏になりますので、その刺激によって吐き気が誘発されることもあります。

寝つきが悪くなる

通常は、睡眠時間にかけて自律神経のバランスが徐々に切り替わっていきます。
しかし、睡眠不足が続くと、自律神経のバランスの切り替えがうまくいかず、頭痛を引き起こしてしまうのです。
それにより寝つきが悪くなり、睡眠不足が助長されるという悪循環になりかねません。

睡眠不足からの頭痛を解消する方法

上で説明しましたとおり、睡眠不足は片頭痛を引き起こす原因になります。
解決策としては「十分な睡眠をとる」ことに尽きますが、なかなかそう簡単ではないと思いますので、解消策をいくつか挙げていきます。

軽いストレッチや運動で首回りの筋肉の緊張を緩める

ストレッチや運動をおこなうと、以下のメカニズムにより睡眠不足による片頭痛の軽減を期待できます。

  • 自律神経のバランスの乱れを修正して、質のよい睡眠をとりやすくなる
  • 肩から頭部の筋肉の緊張を緩めることで血流量の異常を修正して、片頭痛を予防できる

注意点としては、以下の2点が挙げられます。

  • あくまで「軽い」ストレッチや運動にとどめること
    →激しいストレッチや運動は自律神経を強く刺激しますので、片頭痛の誘因になりかねません。ゆっくり、体をリラックスさせることを意識しながら行いましょう。
  • 片頭痛の発作時には行わない
    →発作時はすでに血流量の異常が生じていますので、そこでストレッチや運動を行うと、片頭痛の症状が悪化する可能性があります。

 

ツボをおして安眠&頭痛を和らげる

東洋医学を考慮すれば、ツボを押すことも有効です。
ストレッチや運動とセットで実施するとよいかもしれませんね。

睡眠不足におすすめのツボ(ツボの記事へ内部リンク)

手の甲の、親指と人差し指の分かれ目あたりにある「合谷(ごうこく)」というツボを押すことで、自律神経のバランスを整えて睡眠の乱れを修正することが期待できます。

 

 

頭痛解消におすすめのツボ

くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみあたりにある「崑崙(こんろん)」というツボは、片頭痛や吐き気を改善することが期待できます。

 

 

睡眠不足の根本の原因を解決する

片頭痛の原因が睡眠不足であれば、やはり睡眠を十分にとることが重要です。
十分な時間で質の良い睡眠をとることを心がけましょう。

睡眠の質を改善する(睡眠の質ページへ内部リンク)

睡眠時間を確保することが難しければ、以下の点などに気を付けて睡眠の質を改善し、短い時間でもできるだけ体を休めさせることができるようにしましょう。

  • 寝る前の飲酒や喫煙をやめる
  • 温度や湿度を適切な状態にする
  • 寝室の照明を暖色にして、明るすぎない状態にする
  • 騒音を減らす

どうしても痛い場合は頭痛薬や医療機関で解消する

体調を整えて片頭痛を改善する方法を説明してきましたが、どうしても痛い場合は医薬品の力を借りましょう。

コンビニやドラッグストアで買える頭痛薬まとめ

手軽に頭痛薬を購入しに行けるところとしては、やはりドラッグストアです。
近年では、ドラッグストアを併設したコンビニも見かけるようになりましたので、そのようなコンビニに限っては頭痛薬を入手することができます。

いろいろな頭痛薬が販売されていますが、片頭痛に対してはNSAIDsと呼ばれる頭痛薬がよく使われます。

コンビニで買えるNSAIDsとしては、

  • ロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)
  • イブプロフェン(商品名:イブ)
  • アスピリン(商品名:バファリン)

あたりが有名です。

また、NSAIDsとは異なりますが、

  • アセトアミノフェン(セデス、小児用バファリン)

も有名で、広く使用されます。

上にあげた医薬品のうち、ロキソプロフェンは第1類医薬品に分類されますので、薬剤師からしか購入できません。
ドラッグストアでも薬剤師が勤務していない時間帯だと購入できませんので気をつけてください。

その他は第2類または第3類医薬品に分類されますので、薬剤師がいなくても登録販売者が勤務していれば購入可能です。

頭痛が治まらないときに行くべき診療科(睡眠不足が原因の場合)

コンビニやドラッグストアで購入した医薬品が十分に効かない場合でも、自己判断で薬を指示以上に増量したりすることはやめましょう。
医薬品の過度な濫用は頭痛の原因になる可能性がありますよ。

頭痛が治まらない場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
睡眠導入薬や片頭痛薬など、ドラッグストアでは入手できない有効な医薬品で治療を行うことができます。

睡眠不足による片頭痛では、

  • 内科
  • 脳神経外科
  • 心療内科

など、診療科が多岐にわたります。

「頭が痛いのでとりあえず頭痛薬を・・・」という場合は内科、
「片頭痛がひどい。市販の薬が全然効かない!」という場合は脳神経外科、
「心配事があって眠れない。起きていても頭が痛い。」という場合は心療内科、

というふうに、原因や状態にあわせて診療科を決めてみましょう。
診療科によって治療がまったく異なるということは基本的にありませんので、あまり気にする前にひとまず受診することがベターです。

まとめ

睡眠不足は片頭痛などの原因になります。
睡眠の量と質を改善しつつ、ストレッチやツボ押しで、頭痛の軽減にチャレンジしてみてください。

また、市販の医薬品が効かなければ、早めに医療機関を受診することも大切です。
医薬品の力も使いながら、頭痛フリーな生活を送ってください。